体によい成分を豊富に含んでいるオリーブオイルは、「1日にティースプーン1杯分摂るとよい」と言われています。そうは言っても、和食にオリーブオイルを使うことはほとんどないので、普段の食事に取り入れるのはなかなか難しいですよね。実は、オリーブオイルを和食においしく取り入れるのにはちょっとしたコツがあるんです!早速お伝えしていきましょう。
目次
1.いつもの炒め物や揚げ物に
2.和食と相性のいいエクストラバージンオイルは?
3.仲立ち食材を使って
1.いつもの炒め物や揚げ物に
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、腸のぜん動運動を促すため便秘解消が期待できます。また、悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病の予防と改善にも効果的だと言われています。さらに、皮膚を柔らかくする効果もあり、乾燥による小じわや皮膚のゴワつき対策として美肌のためにも役立ちます。
このオレイン酸は熱にも強いので、いつもの料理をする際に普段から使っている炒め油や揚げ油をオリーブオイルに変えるだけで、これだけの体にうれしい効果が期待できますね。特に、揚げ物はいつもの揚げ油にオリーブオイルを半量混ぜただけでも、よりカリッと揚がっておいしいですよ!
2.和食と相性のいいエクストラバージンオイルは?
オリーブオイルの中でも最高品質であるエクストラバージンオリーブオイルに含まれるポリフェノールなどの微量成分はその高い抗酸化力で、動脈硬化などの血管系の疾患を予防すると言われています。さらに、抗菌作用があり体を病原菌から守り体内の免疫組織を活発にしてくれます。
また、エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの種類や育つ地方、搾取法などによって様々な味わいや香りがあります。スパイシー、マイルド、フルーティなどなど、本当にバラエティに富んでいます。
ですから、エクストラバージンオリーブオイルを和食に取り入れる際は、食材や料理に合うものを選びましょう。オリーブオイルはしょうゆや味噌などの和風調味料との相性も抜群なので、和風ドレッシングやタレのオイルとしても使えます。その際、マイルドな香りのものを選べば、醤油や味噌の風味を邪魔せずに料理にコクを出したり食材のうまみを引き出したりしてくれます。和食でよく使う魚介類や納豆、冷や奴などにそのままかける際にもやはりマイルドなエクストラバージンオリーブオイルがオススメです。
3.仲立ち食材を使って
味や香りが強めのフルーティなエクストラバージンオリーブオイルを和食に取り入れるには、それによく合う食材を使うというのもポイントです。ゆず、すだち、かぼす、ポン酢などの和食でよく使われる柑橘系の食材や、地中海料理でもよく使われるトマトやレモン、きのこ類などは、オリーブオイルとも相性抜群!これらの食材を一緒に使うと和食とオリーブオイルの仲立ちをしてくれ、オリーブオイルが驚くほど和食にマッチしますよ。
このように、オリーブオイルを和食においしく取り入れるちょっとしたコツを知れば、簡単に普段の食事に取り入れることができます。毎日スプーン1杯のオリーブオイルを普段の食事から摂る健康習慣を気軽に続けて、いつまでも生き生きとした体を目指していきたいですね!
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豊富な栄養成分が含まれ、体にいいことで人気のオリーブオイル。いろんな種類のオリーブオイルを見かけますが、もしなんとなく選んで使っているとしたら、とってももったいないんです!オリーブオイルの種類や違いを知って使い分けることで、料理がよりいっそう美味しく仕上がりますよ。早速お伝えしていきますね。
目次
1. オリーブオイルの種類と違い
2. エクストラバージンオリーブオイルの特徴とオススメの使い方
3. ピュアオリーブオイルの特徴とオススメの使い方
1.オリーブオイルの種類と違い
世界基準でのオリーブオイルは製法の違いによって「バージンオリーブオイル」と「オリーブオイル」に分類されています。
世界基準の「バージンオリーブオイル」とは、オリーブの果実を搾ってろ過しただけのオイルのこと。香りや成分などの違いによって4つのグレードに分類され、その中でも最も厳しい基準を満たした「バージンオリーブオイル」のことを「エキストラバージンオリーブオイル」と呼びます。まさに香りも成分も最高品質なのです。
それに対して、世界基準の「オリーブオイル」とは、先ほどのしぼっただけのオイルを精製して香りや味のないオイルの状態にしたものに、「エクストラバージンオリーブオイル」または「バージンオリーブオイル」をブレンドしたものです。ブレンドの比率は定められていないので、オリーブオイルの香りや味がするものやほぼ香りや味がないものとさまざまです。ちなみにこちらの「オリーブオイル」の方を、「ピュアオリーブオイル」と日本では呼んでいます。
ちょっとややこしいのですが、日本で販売されているオリーブオイルは「エクストラバージンオイル」と「ピュアオリーブオイル」になります。
2.エクストラバージンオリーブオイルの特徴とオススメの使い方
エクストラバージンオリーブオイルには、オリーブの実の天然成分がそのまま豊富に含まれています。そのうちポリフェノール類などの微量成分は抗酸化作用などをはじめとするいろいろな効果が期待されており、さらなる研究が進められています。
風味と香りがよくフルーティーな味わいが魅力で、そのままサラダやマリネなどにかけたりパンにつけて食べると、オリーブオイル本来の味わいがより楽しめます。意外なところでは、普段食べ慣れた冷や奴や納豆、それからスイーツなどに少量プラスするだけで風味とコクがアップし、新しいおいしさに出会えるかもしれません。
エキストラバージンオリーブオイルには、原料や製法に作り手のこだわりが大きくあらわれ、香りや味にもかなりのバリエーションがあります。お好みのエキストラバージンオリーブオイルを探してみるのも楽しいですね!
3.ピュアオリーブオイルの特徴とオススメの使い方
エキストラバージンオリーブオイルに比べると味や香りが控えめで、オリーブオイル特有の香りが苦手な方にも食べやすくなっています。精製されてはいますが体によいオレイン酸などのオイルとしての成分は変わりません。
炒め物や揚げ物など調理する際の油として使うのがオススメ。特に揚げ物はカラッと揚がり、さらにオレイン酸などの体によい成分は熱に強いので豊富に含まれていますよ。また、他の食材を活かすようなドレッシングのオイルとして使うのにはピッタリです。
ここまで、オリーブオイルの種類と違い、特徴やオススメの使い方についてお伝えしてきました。オリーブオイルは栄養成分も豊富で、レパートリーの広さも魅力です。違いはもちろん、好みや使いやすさに合わせて毎日の料理に気軽に取り入れ、健康的に美味しい食事を楽しみたいですね!
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